製作例
マイクロコンピュターと室温・水槽温度表示器
(表示器右下緑ターミナルの左横の黒い部品は室温センサ、緑ターミナルの右の赤黄黒のケーブルは水槽へ延びる温度センサー)
表示器は室温(A)と熱帯魚の水槽(W)温度を表示、Hは計測開始以来の最高温度、Lは計測開始以来の最低温度を示す。
言い古されたことですが、昨今の電子技術の進歩は素晴らしく、かって悪戦苦闘して製品化した電子製品は今やハード・ソフトともまさにプラモデル状態で少し組み立てれば簡単に実用品になります。
価格も信じられないくらい安いです。
課題
エヤコンの入った部屋で足元と天井と温度差が大きく不快なことがあります。最新エヤコンでは均一な室内温度になるよう風向・風速を自動調節するもののあるようですが・・・
おもちゃ級:部屋の上部と下部の温度を測りある設定温度差になれば扇風機のスイッチが入り室内空気温度差を少なくするガジェット(おもちゃ級の小道具)
LCA級:水槽や空気槽内の温度差を検知しある温度差以上になれば弁を開いて冷水(風)又は温水(風)を注入する、警報を鳴らす、生産を一時停止するとか。水、空気にかかわらず温度そのものや温度差を問題にするもの全てで応用範囲は広いと思います。
製作;
マイクロコンピューター Arduino UNO @¥600位
デジタル温度センサー ds18b20(Dallas) @¥300位
温度計測範囲 0℃~125℃(-15℃まで計測できるがマイナスを計算してくれるライブラリーが見つけられなかった!!)
計測点数 64点 (もっと増やせるらしいが無難なところで)
詳細質問・製作してみたい方は<お問い合わせ>にEメールして下さい。
参考
手のひらサイズの自作用マイクロコンピュターがいろいろ売られています。(もっと小さく出来ますが、小さ過ぎては個人が半田付け等工作出来ない)
有名なものにPICと、AVR、ラズベリパイとかありますが、arduinoは基板に最低限の動作に必要なものが搭載され、プログラムの作成はパソコンにつないだままで書き込み・動作までリアルタイムで行えます。
デジタル温度センサー(ds18b20) 裸と保護筒入り
各センサー内部に個体識別番号が付与されており、呼び出されると温度をデジタル数値(16進数)で送信してくるすぐれもの